キャンプの乱
私が嫌いな事、そんな事たくさんあるけど、これだけは!って事を勝手に紹介させてほしい。
『汚いトイレ』これは頑なだ。
私はドライブ最中の地方の古いコンビニのトイレに入れない。
公園や峠に併設されているトイレなんて以ての外なのだ。
こんな汚いトイレで事をするぐらいなら野ショ◯、野◯ソをしたほうがいいとまで思う。(因みに幸いしたことはない)
北海道に居た頃は、Gという虫は居ないので、遭遇しても蜘蛛、ワラジや蛾、この時期はマイマイ蛾ぐらいだろう。ちなみにまいまい蛾は相当気持ち悪い。ところがどっこい、本州はGの心配をしなければならない。それ以外にも、未知の虫がたくさん居そうで、そういう訳で汚いトイレは嫌いなのだ。
次に、『虫』もうトイレの話で語り済みだが、本当に大嫌いなのです。あんな小さな身成で、虫から見るとこんな巨人をギャーだのヒーだの恐怖を与える事ができるやつらは、本当に凄いなぁと小さい頃から関心したものだ。
そして最後は、『寒さ』 道産子生まれ道産子育ちが何を言っちゃってんの?って感じだが、寒さにめっぽう弱いのだ。
小さい頃から妊娠するまでガリガリの部類で脂肪が無かったということも原因かなぁと思うが、隠れ肥満の現在でも寒がりなのだ。
以上、上記の『三大大嫌い』を含めたイベント。
それがキャンプ。
夫の「キャンプに行きたい」という独り言を、聞いてるが聞いていないように振る舞ってきたが、どうにもこうにもスルーできなくなり、
お盆明けのなぜか世の中では、『夏が終わる』時期に、キャンプ道具を揃えよう!という話になり、ゼビオに行った。
私は非常に乗り気じゃなかったので、「レンタルでいいのではないか?」という意見を言ってみたが、レンタルなんて嫌。と呆気なく私の意見はぶった斬り一式購入することになったのだ。当たり前だが10万円はかかった。
変なところをケチり、タープは運動会で使うような風が吹いたら飛んでいきそうなタイプ。
テント内の下に敷くマット?は私のヨガマットでいいから、買う必要はないだろう。と言われ、本当にどーでも良くなりました…。
いざ、キャンプへ行こうという事になり、夫が予約をした。
とうとうその当日になり、野球の練習に行った息子が居ない間に、夫婦でギスギスしながら準備を始めたのであった。
なぜギスギスしているかというと、その週、彼は週3で飲み会があり、プラス会議資料作成のため、深夜まで起きている事もあり、寝不足と疲れが溜まっていたのだ。
そこは、サラリーマン時代の経験も長い私が優しく接してあげればいいものの、
飲み会だって早めに帰る努力も必要!とか資料作りだってタイムマネージメントができていないんじゃないの?と心の中で思い、あからさまに態度が悪い夫に対し、一つも優しくできないのであった。
野球終わりの息子をピックアップし、いざ千葉県の海沿いのキャンプ場へ向かったのでした。
案の定、車中も盛り上がらずに淡々と時間が過ぎ、着いたところは、海沿いとは聞いていたが、海は見えずなぜか工場地帯の煙がモクモク上がっているキャンプ場・・・
車が止まれるオートキャンプ場を予約していると思いきや、まさかのフリースペース。
そして、このフリースペースには我が家のみ・・・。ソデスヨネ・・・
着いてせっせこ荷物を運ぶも、ボーボーに茂った草っ原で我が家のみこの地に足を踏み入れるが故に、「おーー人間!待っていたぜ!!」と言わんばかりに、大量の蚊に襲われた。
肌の一瞬の隙間を刺しまくり、私はフードを被って防御しても、足首だけでも30箇所ぐらい刺され、顔の頬を刺されまんまと腫れてしまった。
そのあたりから、ただでさえ乗り気じゃなかった私の心は完全に折れ、無に近い状態になったのでした。
夫も刺されまくられながら、テントを完成させ、苛々している様子だった。
息子は一人で脂肪が無い為かそんなに刺されなく事なきを終えた。(体重は関係ないか…)
シャワーを浴びる事を懇願して、近くの温泉に行き、キャンプ場に戻る頃にはもう日は落ち18時半になっていた。
そこからBBQーーー!のはずが、わかっていたが盛り上がるはずもなく、淡々と肉を焼き、私はトイレに頑なに行かない為に酒を絶ち、夫は酒を飲みひたすら食べていた。
充電も出来ないからゲームも出来ない息子もiPhoneを触れない私もやることが無いため、ほぼ無な3人。
そんな雰囲気最悪の中夫が突如、「あとは自由行動!」と発言した。
まだ20時だというのに、私はその無責任の発言となんでこんな草っ原に連れてこられて、虫にも大量に刺され、こんな冷たい床で寝かされてるのか!やっぱりマットは必要だったじゃん!と更に一気にメラメラしてきてテントの中で友達に怒りのLINEをした。
怒りにまかせこのまま寝ちまおうと思っても、
ただでさえ寝付きの悪い私なので、自分の布団じゃないと全く寝れない事とイライラが手伝い全く寝れなかった。
しばらくして夫もノソノソとテントに入ってきたが、話したくもなかったので、ここは寝たふり寝たふり…と思い嘘寝を敢行したが、私の身体を刺しまくった憎っくき蚊がテントに入ってきていた。
耳元でプーーーーーンと聞こえるその音は、大変不快でついつい「わっ!!」と声を上げてしまい、夫と共同作業で蚊の退治とせっせこ蚊取り線香をテント内にも準備作業をした。
その蚊の退治の共同作業で少しだけ距離を縮めた。
キャンプ場に来て一度もトイレに行ってなかったが、流石に膀胱がやばい事になり、悔しいが夫にトイレに付き合ってもらい夜中にトイレに行った。
思ったより汚くはなかったが、小さな虫が沢山いてやっぱり嫌だった。。
膀胱をスッキリさせたら、よく眠れるようになり、朝の4時まで寝ることが出来た。
長いので続く。